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暗越奈良街道を歩く (玉造から奈良へ ) |
歩行地図はこちら 地図 |
玉造駅-今里-御厨-花園-箱殿-観音寺-弘法水-暗峠-南生駒-榁木峠-尼ヶ辻-三条-南円堂 30.4km |
暗越奈良街道 大阪と奈良を結ぶ街道は、県境に横たわる生駒山系を越えなければならないが、古くから政治・経済・文化上、重要な役割があり、主なものとしては、北から清滝越道、中垣内越道、暗越奈良街道、龍田街道、一番南を通る亀瀬峠道がある。この中でも、暗越奈良街道は、大阪から東へほぼ一直線に伸びる、奈良までの最短の街道で、奈良時代に難波と平城京を結ぶ道として設置された。また数ある伊勢参りの街道の一つでもある。 大坂の玉造を起点として奈良の南円堂まで31kmを歩きます。いずれ上街道、初瀬街道、伊勢参宮街道など歩き終ったら、伊勢参りの道としてまとめたいと思います。 参考書 歴史の道調査報告書(暗嶺道、大阪府教育委員会) 大阪府歴史街道ウォーキングマップ kazのホーメページ1号館(http://homepage2.nifty.com/kaz-iku/ise1.htm)など |
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■大今里~布施柳通 妙法寺を過ぎると、国道308に出る。その右角に●文化3年の常夜燈を兼ねた道標がある。説明板では「道標」の「上部を四角にくりぬいて火袋にし、その上に笠石を載せた珍しい形」ということになっている。 国道を東に進むと「深江」になる。深江は菅笠の生産地で有名だそうで、伊勢神宮式年遷宮に使用する菅笠は、この地区で作り奉納されているとか。 新深江の交差点から、府道に入り、200m程で府道は北東へ向うが、旧道はそのまま真っ直ぐ進んで、細い道に入る。そうすると、アーケードのある●布施商店街にぶつかる。左折して商店街に入ってもいいのだろうけど、旧道は左折して、アーケードより東側の細い道を進んで行く。 府道へ出て右折して行くと、●布施柳通交差点へ着いた。旧道はその左斜めの道へ続いている。左手角に「歴史の道 暗峠越え 旧奈良街道」の石碑が建っている。 10:25 |
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■花園ラグビー場~箱殿東 ●花園ラグビー場西の交差点を横断した先の陸橋の所の細道を北東に道なりに進み、「英田北小学校」の東隣を北上する。右折して小学校の北側の道を東へ直進して行くと前方にこれから登る●生駒山が近づいてきた。水走橋を渡り、●国道170号線をまたぐ陸橋を渡る。 13:00 |
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右手に●禊行場という石碑が立っている。街道に沿って川が流れており、滝に打たれる修行場であろうと思い、滝があるのか右手を下りて行くと、小さな寺のような建物があり、読経がわずかに聞える。さらに進んで、右手に下りる坂を下ると●観音寺がある。寺の前を通過ぎて、突き当って行くと、かわいらしい●龍の口から水が落ちて滝の気分が味わえる。 14:15 |
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●峠から臨む生駒市遠景と、その向うに矢田丘陵。さらに向うは奈良市 |
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■やすらぎの杜~榁木峠 坂を登りきると、途端に●国道が細くなってしまったが、歩く分にはちょうどよい。しばらく行くと●榁木峠に到着した。数軒の建物、弘法大師堂や標柱などがある。またこのあたりは、生駒市、奈良市、大和郡山市の境界が集っている。 坂を下って行くと、右手に●郡山警察犬訓練所があった。 12:20 |
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■第二阪奈道道路~垂仁天皇陵 阪奈道路を越えて行くと、●民家の中へ入っていく。ここの集落には白壁の藏造の家があったりして、中々面白い。 「富雄川」を越え、「砂茶屋」の手前左手に●地蔵堂がある。砂茶屋を過ぎ、「藤ノ台」に入ると、「赤膚焼窯元」がある。 東坂下池を左に見て、第二阪奈道路をくぐった。「五条」を過ぎ、●「新池」の五差路へ来た。ここはすぐ右手の細い道を右折して行く。 13:35 |
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