2013年5月4日 ※ 写真をクリックすると拡大します
■京都島原跡~七条千本通
現在まで五街道を始め、色々な街道を歩いてきたわけだが、山陰道も歩いてみたいと思うけれど、とても山口県までは行くことはできないので、初めの一歩ぐらいを味わってみたいなと思った。
そういう訳で、今日は山陰街道の出発地である京都の丹波口から老ノ坂峠を越えて亀岡まで行きたいと思う。老ノ坂峠は光秀の本能寺の乱に縁のある場所であり、歴史的な道でもある。
丹波口とは「京の七口」の一つで、京から山陰へ向う「山陰街道」の入口にあたり、現在の七条通りとJRが交差するあたりにあったという。 七条通から出発してもよいのだが、少し北側の史跡でもある「島原跡」から始めようと思った。
西本願寺の北側から西に入り、真っ直ぐ5分ほど行くと●島原の大門に出会う。くぐった先は島原の遊郭街があった所。遊郭は寛永18年(1641)六条三筋町から現在の地に移された。その移転騒動が九州で起きた島原の乱を思わせたところから「島原」の名前が付いたといわれる。 左手にある●角屋は芸妓を呼ぶ方の揚屋で、現存する唯一の揚屋の遺構として国の重要文化財に指定されている。突き当たりには平安時代の外交使節の接待場所の「鴻臚館」があった。突き当って右折すると●島原西門跡になる。本日の出発点である。目の前はJR嵯峨野線の高架で、高架の先には「京都中央市場」の建物が並んでいる。高架沿いに左折して七条通へ向かう。 9:50 |