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品川街道を歩く 1 | 歩行地図はこちら |
東府中-調布市境-布田-中和泉-狛江-喜多見-瀬田-等々力-東玉川-洗足池-馬込-大井-品川 28.7km |
品川街道 品川街道(品川みち)は古代から品川湊と武蔵国府の府中とを結ぶ、多摩川沿いに存在した古道で、大國魂神社のくらやみ祭」に用いる清め水を品川沖から汲む、禊祓式(みそぎはらえしき)に向かう神主たちや、奥多摩の材木を筏(いかだ)に組んで多摩川を下って、六郷・羽田方面へ運んだ筏師たちが帰路使用した道でもあった。その為品川道は「いかだ道」とも呼ばれていた。 調布、府中あたりでは初期の「甲州街道」の一部としても使われた。 全長28km程度。ここを二日で歩きます。 |
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■東府中~府中四小前 線路に沿って歩きはじめ、●車もあまり通らない裏道へ入ります。江戸初期の甲州街道はこのあたりではこの品川道を通っていたと云われます。右手に● 常久一里塚跡があります。 説明板 説明板では・・甲州街道の日本橋から7里の所の一里塚と説明してある。「府中第4小学校」の前に●新しい道標が立てられている。左の長方形の板に寿司屋の店名が書かれているので、寿司屋さんが私的に造ったものだろう。この向い側に古い道標があるのだが、摩滅して黒くなり、道標とは思えなくなっている。「左 五宿 右 不ちゅう」 右側面に「以奈記」とあり、多摩川の向こうの「稲城」のことと思う。なかなかしゃれている。10:42 |
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■府中四小前~調布市境 ●学校の前の歩道に●「しながわみちの石標。 道路の隅切りフェンスの前に●道標を兼ねた庚申塔があり、 右側面に「嘉永六丑年四月吉日 昭和三年三月改造」。 左側面:「東 品川道 西 府中道 上車返村」とある。 この交差点を直進するのが旧道だが、すぐ先で西武多摩川線の線路により分断されている。 そこで右へ曲がって踏切を渡り、先に進むと、●白糸台3丁目 10:50 |
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■調布市境~飛田給 ●調布市との境目に来て、真っ直ぐ進むのは間違いで、右へ曲がる。 すぐ先、●左へ曲がると、●飛田給駅にぶつかります。調布市内では、標柱が「旧品川みち」に変わってます。 道は飛田給駅で分断されるようで、手前の踏切を渡って駅裏手へ出ます。 11:10 |
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■飛田給~道生神社 ちょうど駅舎をななめに横切っていたようで、●駅の裏手に道がななめに続き、左手の農地脇に●「旧品川道(いかだ道)」の標柱が立っているが、解説が色あせて読めません。 その先に●道生(みちおい)神社がある。 元は調布飛行場の敷地鎮座していたので、昭和18年にこの地に移転してきた。 境内で祭りの相談か、地元の人が集まっていたので、早々に退散。 映画「花束みたいな恋をした」のロケ地になったようで、ロケ地マップが貼ってあった。 11:25 |
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■道生神社~小島町3丁目 中央高速ガードをくぐり、●太田塚交差点で市道の「品川通り」に合流。 ●鶴川街道を横切り、京王相模原線のトンネルの上を通過して、街道は●小島3丁目交差点の手前で右に入り、セブンイレブンの裏手を通ります。 11:52 |
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■小島町3~布田3丁目 ●品川通りの裏側を少し真っ直ぐ進み、この先を●枡形のように右曲がりで進んで行く。何故、このような形になるかよくわからないが、今昔マップを見ると、畑の境界が枡形の様にせり出しています。 この先、布田3丁目交差点まで、 ●品川通りの裏を弓状に通って行くようになります。 11:56 |
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■布田3~椿地蔵前 街道は布田三丁目交差点で●現在の品川通りに合流し、「多摩川住宅入口」交差点までしばらく「品川通り」を進みます。 右手に●●椿地蔵が鎮座している。享保20年(1735)の建立。 後ろの(シロハナヤブツバキ)に由来する地蔵で、樹齢700~800年で根元から5本に分かれていたが、現在は2本を残すのみ。 12:10 |
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■伊豆見神社~中和泉1丁目 神社の東隣に●兜塚古墳がある。 南武蔵で最大規模の古墳群と推定されている、狛江古墳群の一つ。説明板 再び街道に戻って、少し先の●二又に●馬頭観音道標(文政10年 1827)があるが、ほとんど読み取れない。 ここは左へ道を取ります。 13:10 |
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★ 狛江駅前・竜泉寺 中和泉1丁目で突き当たり、左へ曲がるが、その前に右に曲がって「泉龍寺」へ寄ります。先ほどの道標に出てくる「子安地蔵」がある寺です。 「狛江駅」前に●弁財天池がある。 説明板 泉龍寺境内にあったもので、狛江市和泉の地名の元になった池といわれる。 泉龍寺山門から入る。●二層式の鐘楼が特徴的。本尊は釈迦如来だけど、子安地蔵が本堂に安置され、 江戸時代から子育て地蔵の寺として知られていた。泉龍寺HP。 その後、中和泉1丁目の突き当たりの所へ戻り、そこを直進して新道の『品川通り」へ合流し、東へ進むと●駅前のビル群で分断される。 13:40 |
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■岡本1~瀬田 岡本から瀬田に入り、●フラワーランド前などを通り抜け、●突き当たり角に「お地蔵さま」の石標の立つ、小祠があって、地蔵は道標を兼ねているようです。その先で●環八通りに合流します。 15:50 ここで午後4時になり本日はここで終えて、「東急用賀駅」から半蔵門線経由で帰りました。 品川街道2へ続く |
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品川街道2 用賀-品川宿 |