![]() |
山辺の道を歩く・北行 | 歩行地図はこちら 地図 |
天理駅-石上神宮-高橋橋-白川ダム-弘仁寺-円照寺-白豪寺-新薬師寺-滝坂道 14.3km |
山辺の道 日本書紀にも記されている、わが国最古の道であり、箸墓や景行天皇陵、崇神天皇陵など遺跡の豊かな地域を南北に通る。桜井市の海柘榴市から奈良市、新薬師寺までの全長約27kmほどの道であります。 普通、天理駅が最寄りの、石上神社から新薬師寺方面へ行くのを北行き、桜井駅から大神神社を経由して石神神社まで行くのを南行きという。 南行きの方が盛んで歩く人も多い。 全体が東海自然歩道となっており、道しるべも整備され迷うことのない道です。前回は南行きを歩いたので、今回は北行です。 参考資料 「近鉄てくてくまっぷ 北・山の辺の道コース1,2」 (近鉄発行) |
![]() |
![]() ![]() 前方に「名阪国道」が見え、高架の下のトンネルをくぐる。 くぐって上がって行くと、前方は●白川ダムが見えた。白川ダムは楢川をせき止めた農業用ため池の堤を高く改修して作った、アースダムである。土を台形に盛り上げて造ったダムで、いわゆるダムを想像したら違っていた。 ダムをぐるっと回り込み、管理事務所の所から下りて行く。運動場の脇を通り、細い道へ入ったら、●数軒の集落がある |
![]() ![]() 弘仁寺の境内を通過して、石段を下って、虚空蔵山を下りて行く。 ●「髙樋町」のバス通りになって、消防団倉庫のあたりから●左手に見る風景は「大和郡山」あたりであろうか、遠方には「生駒山系」が広がって気持がいい眺めであった。 精華学院前バス停では右手の道を取り、途中で珈琲工場があって、ほのかに香りが漂っている。 11:05 |
![]() ![]() 右手に案内図があって、それによると、鳥居を越えて行くようになっているが、鳥居をくぐっていくのがお寺の参道とも思えず、少し躊躇してしまったが、他に道がないのでくぐって行ったら、左手に●小さなお堂が建っていて、境内に、「慈照院法眼直心碑」というものが立ち、西国三十三所の御詠歌を刻んだ33本の石柱や、36体のお地蔵が並んでいる。(後で調べたら、ため池は「竜王池」といい、池の中の島に社が建ち、そこの鳥居らしい。通常のコースの逆を通ったのでなんの鳥居なのかわからなかった)。 11:50 |
![]() ![]() そのまま●円照寺の参道へ出た。円照寺は格式高い門跡寺院であり、斑鳩の中宮寺、佐保路の法華寺と共に大和三門跡と呼ばれる。華道の「山村御流」の家元でもある。非公開なので山門までしか行かれない。 参道の途中、右手から山道へ行くようになっており、上がって行くと、●向山地蔵というのが立っている。あたりには石仏が沢山ある。 11:58 |
![]() ![]() 崇道天皇陵から300mほど東に歩くと●「島田神社」がある崇道天皇を祀ってあるというので、崇道天皇の霊を慰めるためのものらしい。本殿は春日神社の遷宮の際の払下げによる貴重なものであるというが、新しいものなので、覆堂になっているのだろう。 その先に●「白山比咩神社」がある。石川県白山市の白山比咩神社を総本社とする。祭神は菊理比咩命 12:30 |
![]() ![]() ほどなく「新池」の所で本道と合流して、一安心。●「八阪神社」に到着した。 ここの「阪」は「坂」ではなく「阪」が使われている。理由はよくわからない。現在大阪市など「阪」が使われ「坂」は明治以前というのでそう古くはない神社であろうか。 神社を過ぎて、岩井川を渡り、「奈良春日病院」を右手に見つつ、「奈良奥山ドライブウエイ」に続く、大きな道路を横断して●細い道へ行く。 13:10 |
![]() 程なく●滝坂道への分岐に来る。右折して真っ直ぐ行くと「滝坂道」の入口があり、柳生街道へ続いている。「山辺の道・北行」はこのあたりで終りとしたい。これで桜井からここまで歴史的な「山辺の道」は歩き終えたことになる。 15:25 |
![]() |
![]() |
山辺の道・南行へ |