■東金御成街道
この街道は将軍の鷹狩りのために造られた街道です。徳川家康は鷹狩りが大好きで生涯で1000回以上にもなると言われている。
この道は船橋と東金を結ぶ約37kmの道で、慶長18年(1613)12月末から非常な短期間で完工しているため「一夜街道」とも呼ばれている。江戸時代の道は防備の為曲がりくねって造られているものが多い中ほぼ直線で作られていることが非常に珍しい。
道幅は3間(約5.5m)を基準とし、8か所の一里塚が設けられた。 又同時に将軍の休憩所として船橋に船橋御殿が中間の御殿町にお茶屋御殿、終点の東金にも東金御殿が造られた。現在ではJR船橋から東金までの県道69号線が相当するが、四街道付近で沿道開発のため一部消失したりしている。あちこち旧跡などが多く興味ある道である。
ここを「東金御成街道史跡散歩」(本保弘文著)を片手に2回に分けて歩くこととする。ここの行程はほとんどこの本によります。 |
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