 ■伊部中心部
右手に●天津神社がある。ここの狛犬も備前焼。本殿の蟇股、虹梁、木鼻の造形がすばらしいとあるが、改装中でシートがかけられていた。備前焼瓦で葺いた門、陶板をはめ込んだ塀、参道など備前焼のオンパレード。
右手奥に入った所に●天保窯跡が保存されている。江戸後期まで、大きな窯で大量生産していた備前焼も、藩の保護の減少や燃料の関係で、規模を縮小した三基の小窯が造られ、小型の品が生産された。天保窯は、そのうちの一つで、天保3年(1832)ごろに築窯され、全長17m、8つの連房式登り窯。町の南部には1回の焼成に薪1万5千~6千貫を焚き、34~5日かけて焼き、全長54mの伊部南大窯跡が史跡として残っている。 13:10 |