■膝折宿
膝折の名は、賊に追われた小栗判官が鬼鹿毛という名の馬に乗って当地まで逃れてきたところで、鬼鹿毛が膝を折って死んだことに由来すると伝えられる。川越街道4番目の宿場町で平林寺や川越東照宮への参拝、者川越藩の参勤交代などで賑わいました |
■朝霞警察前~野火止
この旧道も250mほどで県道に合流します。合流部分は極めて急な下り坂となっており、この坂を一人で荷車を引き上げるのは無理であるので、この坂を"「かせぎ坂」"と呼び、車の牛を押し専門の人足がいたといわれている。但し今では急ではあるが、距離は短い。このあたりから「膝折宿」がはじまっている。
合流点からすぐ右手に●一乗院がある。渡来人の「高麗氏」の開基と伝えられる。案内板の記述が長く、要約することが難しい。一乗院参道から進み、右手に中宿の●脇本陣「村田屋」がある。高麗王を先祖に持つ「高麗家」が「村田屋」の屋号で営む脇本陣で、大きな茅葺屋根はトタンで保護されている。重厚な屋根と格子は品格を感じる。すぐ先の斜め左手には、郵便局に隣接して本陣だった牛山家だが、家は本陣の名残はない。 15:30 |