高野街道
高野街道は空海が高野山に開いた真言密教の根本道場を参詣する道である。主として京・大阪方面から出発する場合、ルートが何本かあり、それぞれに名前が付けられた。 京、大阪から河内長野までは4本のルートがあり
1 東高野街道・・・京都の岩清水八幡宮を起点に、河内国を縦断し、
河内長野に至る。
2 西高野街道・・・堺から南東に延び、河内長野で東高野街道に合流する。
江戸時代に最も賑わった街道で、旅人の便宜のため一里毎に、道標石
が堺から 女人堂まで13基立てられ、現在も残っている
3 中高野街道・・・大阪、平野からほぼ一直線に南下し、松原、狭山を経て
西高野街道と合流する
4 下高野街道・・・四天王寺から南下して、狭山で西高野街道と合流する
そして河内長野で合流した4本の道は「高野街道」として一本化され、紀見峠へ向い、 初めは「慈尊院」から町石道を登って大門に至るというコースが用いられ次に橋本から、清水、学文路(かむろ)を通って、女人堂に至る「不動坂口道」というのが、最も賑わった。
今回、最初に東高野街道と西高野街道を歩き、河内長野から不動坂道を歩いて見たいと思います。
参考資料
「歴史の道調査報告書」(大阪府、和歌山県教育委員会)
「歴史街道ウオーキングマップ 東高野街道、西高野街道、高野街道」
(大阪府、都市整備部)
「高野山を歩く 歩く旅シリーズ古寺巡礼 」(山と渓谷社)
「西高野街道の里道標石をたずねて」(橋本市観光協会)及び各ホームページ等 |
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