■瓦曽根~谷古田用水取水口
●土手沿いの道を進む訳だが,しばらく元荒川の自然堤防の上を歩くことになる。左手の川は「逆川」でこのあたりではせき止められて「瓦曽根溜井」と呼ばれている。その左側に元荒川が流れる。右手に●稲荷神社がある。創建年代は不詳で、この地には武田勝頼の子千徳丸と共に落ち延びたという元沼津城主中村彦左衛門一栄が土着し、その家の屋敷神として祀られたともいう。
神社の奥まった所に●照蓮院がある。天正19年(1591)家康より寺領5石の御朱印状を拝領したという、越谷では由緒のある大寺。 旧道に戻って先に進むと、右手に●庚申塔道標が「越谷市郷土研究会」による立派な案内板と共に立っている。 案内板によれば・・・ 右側面に「これより上、じおんじ 三里半」、左側面に「これより左、吉川へ壱里 大さがみ内 これより右、市川まで五里」・・・とある。
「じおんじ」は岩槻の慈恩寺を指し、玄奘の遺骨を納める寺で有名で、江戸川区から続く慈恩寺道の一つであろう。 10:45 |