「三矢町」に入り、右手に西御坊の浄念寺がある 枚方は浄土真宗とゆかりの深いところで、浄土真宗が東西に分裂したため、京阪踏切を挟んで、反対側にある「願生坊」を東御坊、浄念寺を西御坊と呼ぶ。
浄念寺の先は大きく右へ曲って、すぐ左折する枡形となっている。最初に右折する辺りの、右手に枚方宿問屋役人木南喜右衛門家の重厚な屋敷が建っていた。
旧枚方宿問屋役人 木南喜右衛門 屋号は田葉粉屋。案内板には「木南家は江戸時代初期から庄屋と問屋役人を兼ね、くらわんか船の茶船鑑札を所持し、宿と村の運営に大きな影響を行使した。現在の建物は明治期の建築で、長い間口に出格子と虫籠窓が連なる伝統的な表屋造りで、広い敷地内に四棟の土蔵を配した大規模な町屋である」とあった。 |