塩の道・秋葉街道を歩く
  2-1 掛川~一の瀬
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 仁藤町交差点-掛川城-大池橋-小津根-本郷-幡鎌-戸綿-森町-仲町-城下-元開橋-黒石-黒田-三倉-一の瀬 26.12km


 2023年10月16日 ※ 写真をクリックすると拡大します
■仁藤町交差点~
 昨日の「相良からの塩の道・秋葉街道」に続いて、今日は森町を経由して、一の瀬まで行きます。 大池橋までは東海道と同じ道で大池橋で分かれます。掛川を歩いたのは2007年で16年ぶりになるので、あまり記憶に残っていません。
 ●仁藤町交差点、右手角にあるのが●老舗呉服店 「ます忠」。創業233年という。 少し先、●島田掛川信用金庫も旧宿場らしく、中々味のある形をしている。 8:07

   ~円満寺
 (掛川城の方へ少々の寄道)
 金庫の脇を北へ行くと●掛川城大手門に突き当たる。堀に沿って行き、松尾橋まで来ると●掛川城天守閣が良く見えた。 街道に戻って右折して行くと、右手に●円満寺山門が建っている。山門は「掛川城蕗(ふき)の門」といって、元は掛川城の内堀のほとりにあったが、城が廃城になった時、円満寺が買い受けて移築したもの。 8:21

 ■円満寺~大池橋
 下俣町バス停先を右折して、東光寺裏手に●十九首塚がある。「倉真川」土手沿いを進み、●大池橋に来た。渡った先5差路が東海道との追分になります。東海道は左に折れ、秋葉街道は右斜めに進みます。 左手、東海道側に●大池橋と秋葉街道という案内板が立っている。 "案内板" 8:52

 ■大池橋~大池IC北
 秋葉街道の出発です。すぐ右手に●木の鳥居と秋葉神社遥拝所の社殿があり、鳥居の前に小さな自然石の道標がある。「右あきば道 大池村」と刻まれている。常夜燈は無くなり、鳥居は道路拡幅などで小さくなっている。 県道に合流して右折、●掛川バイパスの高架下をくぐります。交差点を渡ったら直進するのではなく、民家の右脇に入り、ぐるっと回って又、県道に出ました。●大池IC北交差点の右角にコンクリート製の常夜燈があります。 9:10

 ■大池IC北~新田
 ●左手の森は「十二所神社」のある森で、「歴史の道調査報告書 秋葉街道」の地図では、神社の左横を通っているが、「塩の道 ウーク」の地図では真っ直ぐ進み、直角に左折している。森の中を通れるか、状況がわからないので、ここは「ウーク」の方を取って、直進します。 「新田バス停」の先、●「手打ちそば」の旗が立つ所を左へ折れて行くと、神社の●参道入口に「菊川町←塩の道 掛川市→掛川市」の塩の道の路標が立っていました。9:20

 ■新田~小津根
 その先、民家の前の「塩の道踏査研究会」の案内板が右を指すので、それに従い右折します。小川を渡り、突き当たりのガードレールの上に」研究会」の案内板があって、レールに沿って右へ行きます。石橋を渡り、●収穫後の水田の間を集落に向かって進みます。
 右手に●形の変わった常夜燈が建っています。コンクリート製の竿部の上に金属製の火袋が乗る形で掛川-森間ではここだけだそうだ。 突き当たりを左折して「小津根橋」渡り、案内板に従って、すぐ右折して、●右手に垂木川を見ながら進みました。 9:35

 ■小津根~福来寺
 海老田の集落に入って、四辻の脇にあるという六地蔵は、いくら探しても見当たらなかった。 右手の工務店に隠れるように●秋葉山常夜燈がある。垂木川の川岸にあるため、石組の上にあり、横に道標が立てかけてある。文字は太く「左 あきは江」と彫られている。 その先、三叉路の角に案内板があるので、左折します。 家代川にぶつかり、右折して、そのまま、●家代川に沿って進みます。前方に「桜木保育園」が見えてきて、「江津橋」を渡って、ぐるっと右回りすると、●福来寺の手前まで来ました。 10:05 

 ■福来寺~県道40号
 右手奥に"福来寺" があり、すぐ先に●秋葉山常夜燈と「森町←塩の道 掛川市→菊川町」の塩の道の路標が立っています。常夜燈は瓦葺きの鞘堂の再建されたもので、中には鉄製の火袋が置かれています。 旧道はその先を右手に入る様だが、ゴルフ場になって、消滅しています。その為、このまま進んで行くと●「宇洞トンネル」にぶつかります。もとより迂回路と思うが、ここを抜けなければいけません。短いので、すぐ抜けました。 ●県道40号にぶつかる手前で、細い道へ右折して行きます。 10:22

 ■県道40号~本郷東
 県道手前からクネクネと曲がりながら北上して行く道は「研究会」の案内板によるもので、「調査書」の地図では県道の西を北上し、途中で、天竜浜名湖鉄道を横断、そのまま北上、原谷駅の上を通り、最福寺の方向へ向っている。 どうして、このような迂回路を取るのかよくわかりません。 案内板の通り進むと、左手高台に●若一王子神社が鎮座している。 参道のあたりに、ゴルフ場からの消滅旧道が合流している感じです。 突き当たりを左折して、一気に県道へ出ました。 県道を右折、●すぐ先を案内板に従い右折して、一つ先を入ると、●建物の間を抜ける、右側が水路で、フェンスに夾まれた細い道が続いています。 10:45

 ■本郷東~長福寺
  水路に沿った道は県道81号が横切る手前あたりまで続き、ようやく水田が見える所までやって来る。案内板が充実しているので、迷うことはありません。 右手に「安里」という食事処がある所を左折すると、右手奥に「長福寺」がある。"県道に出る手前"が参道入口で、「森町←塩の道 掛川市→菊川町」の塩の道の路標が立っています。脇に道標もあって、「為父母報恩」、「ひだりあきは道」と彫られる。 参道に入り、左手に●秋葉山常夜燈があります。●長福寺山門と●本堂。長福寺は行基が開創し、曹洞宗。何故か、敵討ちで有名な曽我兄弟の弟・曽我時致の供養塔がある。 11:11

 ■長福寺~幡鎌
 県道を渡って、そのまま西進、道なりに右にゆるやかに曲がり、天竜浜名湖鉄道のガード手前のフェンスに「研究会」の案内板が2枚立っており、矢印の解釈に迷うところだが、●浜名湖鉄道の土手に沿って進みます。 ●「原谷橋」から「原野谷川」を見る。橋を渡った先を、左折。右へぐるっと回り、●浜名湖鉄道の踏切を越えました。  11:30

 ■幡鎌~新東名高速
 踏切の先は林道で、左手に●猿田彦神社があり、鳥居の前に「菊川町←掛川市→森町」の路標があります。 このあたりから「戸綿駅」付近まで、「調査書」の地図では、点線で書かれ、消滅している。 この先、「研究会」の案内板により、進むことになります。 神社の先は「浜名湖鉄道」の線路に阻まれた、●少し薮こぎの必要な細い道を行くと、右手に「原田駅」があります。その先、更に進んで行くと、突然"通行禁止" になってしまった。何でも歩道が陥没したらしい。強行突破もできないので、すこし戻ったら、もう1本●線路脇の道が迂回路としてあり、助かった。 この道がなかったら、猿田彦神社手前の踏切まで戻らないといけない。迂回路の所で通行禁止の看板がほしかったです。 11:55

 ■新東名高速~戸綿
 道なりに行くと、●新東名高速のトンネルをくぐります。 くぐってから県道を越え、インターチェンジの高架をくぐった先で、「研究会」の案内板が左を指すので、それに従い左折します。高速に沿った、●鬱蒼とした細道を行くと、●善正庵池に出ます。
 12:18

 ■戸綿~戸綿駅
 ●戸綿の集落に向かって、一本道を行く。この道は「調査書」の地図とは全く違っていて、どうかな?と思うのだけど、最初は「浜名湖線」南側の方が旧道に近いかなも考えたが、ともかく、「研究会」の案内に従いました。 しばらく行くと右手に●加茂神社の参道に出ます。この神社には「静岡県指定文化財の鰐口」があるそうだ。先が長いので寄らないですませます。 南戸綿公民館の前を通過、突き当たりの山裾を右へ行き、 案内板を左に曲がると、左手高台に●木製の「秋葉常夜燈」がある。竿はコンクリート製で、「森町指定文化財」の表示杭が立っています。 12:40

 ■戸綿駅~森町中心部
 民家の間を抜けて行くと●「戸綿駅」に出ます。線路のガード下、●土手の上に「研究会」の案内板が右を指すので、それに従い右折して、土手上を行き、●森川橋を渡ります。昔は当然、線路付近から渡船が出ていたのでしょう。現在は森川橋を渡るしかありません。以上。 長くなるので 「2-2 森町~一の瀬編」へ移ります。 12:55