■境東~稲荷神社
すぐ右手に●水戸屋という和菓子屋がある。創業1895年創業の老舗。店前に●日光例幣使街道 かりやど宿と書かれた真新しい石標が店の前にある。かりやど宿とは間宿の意味で、境宿は長いこと間の宿で宿駅となったのは文久3年(1863)のこと。
街道はこの先で枡形道となっているのがちょっと複雑で、●大竹鉄工所手前で右に入りコの字型に左に曲って行く。枡形道の途中に●東町の道しるべと書かれた標柱があるが、隣の石碑は天明7年(1787建立の道標で、西面 「右江戸 なかせ 左日光きさき道」。東面 「此方世良田 たてはやし道」などと刻まれているそうだ。 このまま東に進む道が徳川家康の先祖という得河家が新田氏の子孫として住みついた世良田への方向をしめしたものであるという。最後に左に曲がると元の国道354にぶつかるが、その向こうに●稲荷神社が見える。 9:43 |