奥州街道
天正18年(1590)八朔の月江戸に家康が入るが、そのころの江戸の状態は、葦が高く茂り田畑も多くなく、奥州街道は江戸の館の前を通って上野動物園から三ノ輪の方へ通じていた。
文禄3年(1594)千住大橋が架かり奥州東照宮が完成した頃、奥州道中が成立し日本橋から宇都宮を経由し奥州に至る街道が奥州道中と呼ばれ、宇都宮から先白河に至る道だけが奥州街道と呼ばれるようになった。
白河までは幕府が管轄し、白河から先は各大名の管轄であった。
総延長宇都宮から白河まで21里18町14間半 (85.1km)
参考資料
「今昔三道中独案内」 今井金吾 JTB発行
奥州街道全線地図 |