さて、これから山頂を目指すことにするわけだが、山頂を目指すには拝殿の左手に、頂上本社登り口があって、●片開きの「登拝門」というのがある。昔は新暦の7月17日~8月17日しか登山が許されなかったので、登山期間以外は閉じられていた。現在では常時登れるが、昔を偲び片開きにしてある。
ここで初穂料100円を納め、自分でお祓いをしてから石段を上がる 。左手に伸びる山道は●「かごや道」といって、昔は籠に乗って登ったそうである。坂を登り切った所に、女人禁制の碑が立っていて、女性は先に進むことができなかった。登り口の鳥居をくぐると「本坂」と呼ばれる急階段が続いて、登ると白山神社という札が立っているが、墓石のような物が立っているだけで、どれが神社だかよくわからなかった。
下社の高度が700mで山頂が1,252mなので高度差約550m、90分程度かかるといわれている。山頂まで28丁に分れ、1丁毎に石柱が立っていて、数えて行くと山頂までの目安になる。
●登り道は相変らず石を利用した階段状の道で、大石が転がっていたりして歩きにくい道が続いている。 11:30 |