12沼津宿から原 宿へ  歩行地図
 沼津宿-郭町-永代橋-千本松原-大諏訪-三本松-原宿  (6.8㎞)
2沼津宿
 古くから千本松原の景観で知られた沼津は水野出羽守五万石の城下町として栄えた町で、城下町特有の枡形の形が残っている。伊豆地方の物産を江戸へ輸送する港としても重要な役割を果たした。しかし戦災や大火のため宿場はビル街となって、江戸時代の面影はほとんど残っていない。

本陣3、脇本陣1、旅籠屋55

 2007年8月22日の続き
■三枚橋~永代橋通
  一里塚を越え、市内にはいるとまもなく三枚橋歩道橋が見えてくる。沼津は昔から地震や火事、台風などの災害に多く見舞われたため、見付跡に限らず古い家はほとんど見られなくなってしまった。歩道橋を渡った先は「旧志田町」と呼ばれていた場所で、ここには昔の志田町を焼き付けた標識が見られる。 宿内を通っている道はこの標識の先で左に折れ、こんどは「川郭町」と呼ばれていた場所へ入っていく。
 ●川郭の由来碑 11:45
  川郭町には昔のままに狭い旧道が見られ、左手には「狩野川」が流れている。大きな由来碑 

●川郭町の旧道
を歩くと右手に小さい公園がある。「三枚橋城」と呼ばれていた城があった。左手には小さいながら●水神社がある。川郭町の路地から「さんさん通り」と呼ばれる広い道路に出て左折するが、駅前通で一番の繁華街だろうが、お盆休みか、シャッター通と呼べるくらい開いている店が少ない。レストランもわからずお昼なのに食べる所が見つからなかった。しょうがないので市内を右往左往して、永代橋通り」と呼ばれている道路に向かう。

■永代通~西間門
●浅間神社

 東海道名所図会には、「当駅中浅間町に冨士浅間祠有。例祭9月15日。また社頭に猿田彦神降石あり。また神宝に雌雄の鸚鵡石(おうむ石)あり。大きさ3寸余」と記されている。。浅間神社交差点角には●「千本海水浴場道」と刻まれたも珍しい道標が残されている。ちょうどこの交差点を左折して10分ほどで、海岸沿いに広がる「千本松原」にも出られ、千本公園というのがあり、若山牧水記念館などがある。

●六代松の道標
  沼津宿を出た東海道は左手に千本松原を見ながら一路西へと向かうが、残念ながら現在の国道からはすでにそんな美しい松原を見ることはできなくなってしまった。バス停「二中入口」の先に「六代松是より一町半」と刻まれた道標がある。
●六代松の碑」12:40
  六代とは「平維盛」の子供で、平家没落後、北条時政に処分されようとしたが、文覚により一度は助けられたものの結局は処刑されてしまった不運の人物。 江戸時代になってその憐れな末期に人気が出て、この付近を通った人々の多くが石塔を拝んでいったそうだ。 しかし今ではその石塔も失われ、六代松と名付けられた●松の木と記念碑が立っているだけである。説明板

■西間門~小諏訪
 永代橋通は国道380号線と西間門で、斜めに交差していて、交差点には「左千本松原・右旧東海道」と表示されている。 標識に従って右側旧道に入るとすぐ右手に見えてくるのが八幡神社で、ここには「沼津藩領境傍示」という、藩領の境界を示していた傍示石が残っている。神社入口土手にある物がそうだが、残念ながら下半分が欠けているが間違いなく、「従是東沼津領」と刻まれていたのだろう。

●八幡神社
 この八幡神社だが、ごく平凡な神社のように見える。がここの由来書きがすごいもので3mくらいあるもので気合いが入っているが、神社がみすぼらしい。珍しいので記録した。
●八幡神社由来書
 ・・・・人類は古代から周囲にある自然の事物~に始まり祭神の応神天皇すなわち八幡信仰の由来を述べ、、人々の心のよりどころを創造すべしと・・・と説く。

 旧道の左手には千本松原が広がっているが、道からは所々でちらっと見えるだけで、面白くないので、街道から外れるが海の方へ出てみた。
●千本松原
  沼津市の狩野川河口ずっと続いている。数々の文人たちに愛されたということでも知られている。若山牧水が伐採計画に対し、反対運動を繰り広げ計画を断念させた話は有名である・・・というが知らなかった。元々は防風、防潮林である。
●松原の海岸 13:30
 風強く波高し、海水浴場ではなく人出なし。はるか向こうまで松並木が続く。田子の浦まで10kmもあるらしい。正面に富士山が見えなければいけないが、晴れているのに・・・・見えず。残念。

 ■小諏訪~三本松
街道に戻り、小諏訪、大諏訪、松永と続くが、やたら暑く、自動販売機で3本目くらいのお茶を飲む。一里塚があったというが見あたらず。単調な街道を進む。JR「片浜駅」の近くに西友があり、アイスなど食べ少し涼む。 駅入口を越えると今沢から「三本松」と呼ばれている場所に変わり、まもなくでJR東海道線の踏切を渡る貨物が通って行った。14:30通過
渡ると原宿だ。

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