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 17 坂本宿から軽井沢宿へ 歩行地 図  
 坂本宿-中山道バス停-碓氷峠-熊野神社-中軽井沢  13.5 km

17 坂本宿 
 碓氷峠の登り口に宿場が必要となったため、計画的な都市計画を行い、1625年に付近の住民を中心とし、真っ直ぐな宿場が造成された。道路の中央には用水路を設置し、左右に建物を配置した。ここに本陣、脇本陣、馬宿、旅籠、酒屋、米屋、などの商店が立ち並び、大変賑わった。現在でも当時の建物がいくつか残り、新しい家でも当時の屋号が書かれた看板を掛けるなど趣のある町並となっている。宿を過ぎると中山道最初の難所、碓氷峠を越える。
本陣2 脇本陣2 旅籠40

2007年11月4日の続き
■坂本~八幡宮
●坂本宿下木戸
 11:45
 江戸方と上方と両方復元されている。宿内長、392間(713m)、道幅8間1尺(14.8m)、中央に巾4尺(1.3m)の用水が流れていた。この用水は国道の下に埋まってしまった。
 突き当たりは刎石山(はねいしやま)といい、東海道「平塚宿」の高麗山に似ている。碓氷峠はこの山を越えてい行く。

●上の本陣・佐藤家
 坂本宿は東に碓井関所、西に碓氷峠を控え、大名行列のすれ違いのため、本陣が二つ必要とした。この佐藤本陣は昔の雰囲気を残す。坂本小学校発祥の地にもなっている。
●下の金井本陣跡
 和宮が宿泊したという、金井本陣だが普通の建物になっている。

●脇本陣・みよがや
 佐藤本陣の右隣。脇本陣の看板が掛けられているけど、下の宿場図には普通の旅籠だが?。●永井脇本陣
 道の斜め向側が脇本陣・永井家。宿の年寄役を務めた。門構えは昔のままらしい。脇本陣は外にも八郎兵衛などというのもある。

●宿場図(和宮の降嫁時)  11:55
 現在は宿内の建物には当時の屋号の看板が掛けられているが、その一覧表。
 山口屋、かめや、さかなやとかの名前が並んでいる。現在の看板とは一部違いがある。先のみよがやは脇本陣の看板だけど、この表には脇本陣ではない。時代の変遷によるものだろう。

●酒屋脇本陣
 ここは、酒屋脇本陣で、今は公民館として使われている。
●かぎや
 坂本宿の面影を残す代表的な旅籠建築。370年前、高崎藩の納戸役鍵番をしていた武井家が坂本に移住し、旅籠に役職にちなんで「かぎや」とつけたといわれる。屋根看板はひらがなで書かれて、旅人にわかりやすく工夫されている。

●はすかいの建物
  このあたりの民家は、道路に対してはすかいに建てられている。理由の一つは鬼門よけ。もう一つは江戸城防御のため、碓氷峠に対してはすかいに作られた、三角屋敷に布陣するためとか。
●芭蕉句碑  
 「ひとつ脱いでうしろにおひぬ衣かへ」  。寛政2年に建立され、碓氷峠山中の四軒茶屋手前にあったのを移設したもの  12:00

■八幡宮~峠道
●上木戸跡

 柱の脇には「橋供養」の碑が立っている。橋供養は用水に架かっていたもので、それだけ昔は用水が大事にされてきたというわけ。
●国道との分離地点
 宿場を出ると国道は右折をしていく。旧道は真っ直ぐの道を行きます。「安政遠足」という標識がある。この先この標識は峠頂上まで続いている。

 ガケに沿って行くが、真っ直ぐ行ってしまうとヤブに入ってしまうので、右側の階段を上がっていく。
ちょっと迷う所だ。
●アプト式線路跡
 途中の看板に「アプトの道」とある。明治26年、アプト式で碓氷線が敷かれ、昭和38年まで使われていた線路跡。レンガ造りの道床である。

 ●中山道口バス停  12:15
   碓氷峠の登り口。ここから峠の登りが始まる。次の碓氷峠編に続く

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