中 山 道
 






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 49 御嵩宿から伏見宿へ  歩行地図 
 栢森-上町-御嵩駅-中-大庭-顔戸-伏見  4.9 km

49 御嶽宿
 現在の地名表記は「御嵩」である。宿の名前は昔は「御嶽」が使われたが、「御嶽山」とは関係なく、昔、吉野山の蔵王権現を勧請して神社を建て、吉野山を尊称した「御嶽」がその集落の地名となった。そして町の南東、可児川を渡った所にある金峰神社がその蔵王権現で、明治に現在の地名に改められた。
 中世から「願興寺」の門前町として栄えていた町で、また大湫宿、細久手宿への難所を控えた宿場としても賑わっていた。開設は慶長7年(1602年)と古く、町並みは、上町、仲町、下町と続いていた。
本陣1 脇本陣1 旅籠28

 2009年8月24日
 細久手宿からの続き 11:42
■栢森~上町
 ●栢森交差点を左折します。細久手から来る左手の民家の庭の中に新しい●道標が立っている。ちょっと見逃しやすい位置にある。その先上町を右折して行く。御嶽の東の●枡形跡という。

■上町~中山道みたけ館
 ●御嵩の町はこの先にある、「願興寺」の門前町として発展してきた町で、「名鉄・広見線」が通って、交通が良く、裁判所なども置かれ、町並は結構大きい
 宿場の遺構としては、本陣や商屋が残るくらいであった。
 右手に見えるひときわ古い旧家は●「商家竹屋」という。主屋は明治10年頃の建築と推定され、金融業、繭・木材・綿布の取扱いなど、幅広い商売を手がけた豪商であった。江戸時代の建築様式を色濃く残す建物で、現在は一般公開されているが、月曜日で閉館。残念・・。  11:55

■中山道みたけ館~御嵩駅
●御嵩宿本陣
 代々野呂家が本陣を務めた。
建坪181坪、前棟、奥棟合わせて室数24、畳数172畳あった。非常の場合は北側の藪を抜けて5町離れた「宝積寺」へ避難できたという。母屋は明治10年頃建替えられたが、往時の雰囲気を偲ぶことはできる。
●「中山道みたけ館」
 本陣の隣で、脇本陣の跡に建てられている。町立の図書館と郷土館の複合施設です。御嶽宿・伏見宿に関する資料が豊富で、宿場の模型を通してみる御嶽宿の様子、大名食の復元。皇女和宮通行の折の下賜品など紹介しているといので、是非見たかったけど例により閉館日。月曜日に宿場を歩くものではないが、日曜を挟むしかないのでこうなってしまうことが多い。  

 ●「願興寺」
 「御嵩駅」の手前右手にあり、蟹薬師とも呼ばれている。名前の由来は寺近くの池から1寸8分の薬師如来が無数の蟹の背に乗って現れたという言い伝えによります。
 弘仁6年(815)最澄によって創建されたといわれているが、二度の兵火に遭い衰退したが、多くの地元民の喜捨、寄進、助力により再建された。薬師如来のほか、日光・月光菩薩、阿弥陀如来、釈迦如来、四天王、十二神像など多数の重要文化財がっている。  12:11

■御嵩駅~中交差点
 名鉄広見線終点の●「御嵩駅」の前を右折して行く。
 その先の交差点左角に時計台を持つ●「メガネ屋」さんがあり、左折する。少し行った右側奥400m位の所に「愚渓寺」があるのだけど、行く元気なし。ここの石庭は京都龍安寺石庭の先輩にあたるとか。
 「中公民館」を過ぎた所で右折をして行くと、国道21号とぶつかるので、「中」交差点を左折をして進みます。

■中交差点~大庭
 しばらく国道を行くと右手に●「鬼の首塚」と呼ばれている所がある。伝説では鎌倉時代、「関の太郎」という、凶悪で悪行三昧の男が住み着き里人を大いに悩ませいたが、蟹薬師のお告げにより退治でき、その首をここに埋めたという。
 大庭交差点の手前右手に、●「御嶽神社」がある。大きな石碑には「清嶽覚直霊神 大平講」などと刻まれている。 13:05

■大庭~顔戸
 首塚を出ると、「大庭交差点」を過ぎた右手に●旧道に入る分岐があり、そこを進んで行く。
 ここはすぐに国道に合流してしますが、途中の商店にはなつかしい鉄板製の看板が下げられていた。 「顔戸」を過ぎるとまた右手に入る旧道部分が残っていて、入口には●比衣の一里塚と呼ばれる「一里塚」が復元されている。旧道部分にはこれといった旧跡は見あたらなかったが、右手奥の方には顔戸城址などがあるようである。  13:26

■顔戸~伏見
 中山道はここから1km、国道から離れて歩きます。途中これといって何もなく、●東海自動車道の下をくぐり、●道標が所々立っており、道標に従って進みます。●国道に合流して行きますが、途中右手に入る標識が立っていて、従って入っていったのだけど、その奥がわからず、国道へ戻ってしまった。「高倉口」交差点を過ぎて坂を上がると、伏見宿へ到着する。 14:01

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